先日、私と大変関係の深い人のご親族が電車にはねられて亡くなった。身近に電車の人身事故が起こったのは初めてのことだ。
車での交通事故もそうだが、あまりにも日常的に、生活のすぐそばで、一つ間違えばいきなり命を奪われる環境で生きていることを思い出させられる事件だ。たまたま知り合いの親族という関係だったが、事故で死んだのは私や私の親族だったかもしれない。そういうことに目をつぶって生きているんだな、私たちはやっぱり。
別に線路を歩いていたわけではなく、ホームの上でしかも停車しかけの電車に体の一部がちょっと触れただけのことである。ご本人がどのような状況で白線の内側から出てしまったのかは想像すら容易でないが、私だって混雑時にそこを通ることもあるし、学生の頃は友人とふざけあってそこに飛び出したこともある。酔っ払ってホームの上を歩くときは、ふらふらとそこを歩いているかもしれないし、体調が悪ければそこに倒れこんだかもしれない。いずれにせよ、電車との接触はなにも特別なことではなく、私たちは常に死と隣り合わせにあるということだ。
自分が死ぬなんて一瞬も思わずに、いきなり生命を奪われるというのは、周囲にとっても本人にとってもやはり残酷なことだと思う。残されたご親族に少しお話を聞いたが、ショックが大きすぎていつまでも頭の整理がつかないまま、何も考えられないといった様子であった。自身にあてはめて考えると、胸が潰れそうな気持ちになる。
調べてみると、電車に接触して大怪我を負ったり死亡したりする事故は、結構あちこちで起こっているらしい。車の交通事故ほどでないにしろ、ごくありふれた出来事なのかもしれない。その割には、みなあまり恐怖感をもってホーム歩いていないのではないだろうか。ホームを歩くということは、もしかしたら電車に接触してしまうかもしれないところを歩いているわけで、万が一走行中の電車に接触してしまったらまず無事ではすまないということも頭に入れておかねばならない。
もしこの文章を最後まで読まれた方がいらっしゃるなら、是非ホームを歩くときに思い出して欲しい。そこで、その場所で、本人の意図とは関係無しに、突然命を断たれた人が沢山いることを。「よし、これからは今まで以上に気をつけよう」と誰かに思ってもらえるのであれば、胸を押しつぶされるような気持ちでこの稿を書いていることも少し報われる。このような事故をたった一件でも減らしたい。そう心から思うのだ。
電車の事故
コメント
最近、ロシア好きの人に勧められた「父、帰る」という映画を観て、私も胸を潰したよ。
http://www.chichi-kaeru.com/
謎の多い作品だけど、父親であるゴンゾウさんには是非お勧めします。
この電車の話は毎日思い出すと思うわ。朝と晩に。
- 2008/02/06(水) 22:45:06 |
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- かずきんぐ #VEIOABK.
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僕、借りる
ありがとうございます。
父、帰る。
サスペンスのような雰囲気ですが、人間ドラマだとか。
ツタヤカードが昨年の誕生日に期限切れ。
アマゾンだと4500円くらいか。
むむ。でも見たいなぁ。
- 2008/02/07(木) 10:10:59 |
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- ゴンゾー #-
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